▶ 川崎臨海部の企業の一部を紹介②

株式会社レゾナック(川崎事業所)

株式会社レゾナック川崎事業所は1931年、国産技術初のアンモニアの工業生産を成功し、当時の国家の最大の課題であった食糧確保に貢献する硫安肥料を市場に送り出しました。

多様な高機能化学品に対するニーズに応えるため、様々な技術・製品を豊富にラインナップし、生産・販売しています。

レゾナック 建物の写真
レゾナック 工場の写真

川崎事業所で製造している主な製品

  • スマートフォン等に使用されているリチウムイオン電池の導電助剤
  • 半導体・液晶パネル等を生産する過程で使用される電子材料用高純度ガス
  • 水道水の殺菌に使用されている次亜塩素酸ソーダ
  • 火力発電所で発生する窒素酸化物の還元剤や洋服等の合繊原料として使用されているアンモニア
  • 航空機の炭素繊維の原料として使用されているアクリロニトリル

▶ プラスチック・ケミカル・リサイクル(通称KPR)事業

使用済みプラスチックを分解してアンモニアの原料とするプラスチック・ケミカル・リサイクル(通称KPR)事業を行っており、同事業に関する工場見学や出前実験授業を通じた環境教育・科学教育を積極的に実施しています。

KPR事業は、循環型社会に向けた取り組みの一環として、家庭や企業で廃棄される使用済みプラスチックを熱分解してアンモニアの原料となる水素や炭酸ガスを製造しています。

この事業は世界から注目されていて、20年以上操業している世界で唯一の商業運転設備です。

2022年には使用済みプラスチックのリサイクル量が累計100万トンとなりました。

▶ KPRガス化プロセス3つの特長

  1. 様々な種類のプラスチック類の受入れが可能です。選別を行う必要ないため、短時間で大量のプラスチックを処理できます。
  2. プラスチックが持つエネルギーでプラントが運転されています。
  3. スラグ、金属などの異物も含め、プラスチック成分をほぼ全量リサイクルしています。
レゾナック 工場の写真
KPR事業のキャラクター けぴあのイラスト

事務所棟は国の登録有形文化財として登録

事務所棟は、昭和6年に建設され、外観は、縦長の窓のついた鉄筋コンクリート造二階建ての建物で、大変趣きのある建物です。国の登録有形文化財として登録されています。

レゾナック 事務所棟の写真
<参考>
レゾナック株式会社川崎事業所HP
https://www.resonac.com/jp/corporate/network/domestic/kawasaki.html
レゾナック株式会社HP
https://www.resonac.com/jp
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