▶ 川崎臨海部の企業の一部を紹介③

ENEOS株式会社(川崎製油所)

▶ ENEOS株式会社

原油を輸入し、暮らしに欠かすことの出来ないガソリン・軽油などの石油製品を精製・販売しています。また、ガスの輸入・販売、石油化学製品等の製造・販売、電気・水素の供給も行っています。「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」の両立への挑戦を掲げており、脱炭素社会・循環型社会の実現を目指しています。

▶ 川崎製油所

陸上・海上輸送の便に恵まれた場所にあり、国内最大級の石油を精製する能力を持っています。

石油精製と石油化学のプラントが、製品の相互融通・設備の共用等で一体的に運営され、効率の高い生産体制を実現しています。

川崎製油所の概要
  • 1日に約24万9千バレル(25mプール約73杯)を製造
    ※1バレル≒159L
  • 敷地は280万㎡(東京ドーム約61個分、川崎臨海部の約1/10)
  • 1955年(昭和30年)に設立、浮島、千鳥、塩浜を中心に操業
川崎製油所

管理体制

各装置の運転管理はコンピュータで集中管理・制御を行っています。

コントロールルーム

石油精製

原油を精製して、ガソリン、灯油、ジェット燃料、および軽油等を製造しています。

石油精製装置

原油を沸点の差を利用し、石油ガス・ナフサ・灯油等に分留する、製油の最初の装置です。

石油化学

原油から製造され、様々な化学製品の原料となるエチレンの生産能力は国内最大級です。

川崎製油所のエチレン製造設備を中心として、近隣の企業により構成される石油化学コンビナートが形成されており、パイプライン等を用いて近隣の企業へ原料を供給しています。

製造設備

ナフサ等をスチームと共に高温で熱分解する石油化学の出発点となる装置

出荷

川崎製油所で製造されたガソリンや軽油は鉄道やタンクローリーで関東地方の様々な場所へ運搬されています。

タンクローリーでの出荷の様子

大規模地震の際でも、24時間以内に50%の出荷能力を持つよう強靭化しています。

入荷

世界各地から各種製品の原料となる原油等を受け入れ、川崎沖合に30万トン級のタンカーが着桟可能な桟橋が有ります。

タンカーの写真

中東からだと約3週間ほどかけて原油が運ばれてきます。

水素

カーボンニュートラル社会実現のカギとなるCO2フリー水素を供給するため、海外・国内で様々な検討や取組を進めています。

<参考>
川崎製油所動画
https://youtu.be/JLK3obfpvfU
ENEOSグループ長期ビジョンムービー
https://www.youtube.com/watch?v=ajGf2ThFzU4
川崎臨海部の企業の
一部を紹介!