① 石油化学コンビナート

ものづくり産業が高度に発展( はってん ) し続けるエリア

川崎臨海部( かわさきりんかいぶ ) は、石油を精製( せいせい ) する工場、化学製品( せいひん ) を作る工場、セメントを作る工場などの、さまざまな「ものづくり企業( きぎょう ) 」が集まっている日本でも有数のコンビナートです。

コンビナートとは、企業( きぎょう ) 効率( こうりつ ) よく生産するために、関係する工場が集まった地域です。

原料や燃料( ねんりょう ) をパイプラインでやり取りするなど、さまざまな工場が、お互いに連けいすることで、価値( かち ) の高い製品( せいひん ) 効率的( こうりつてき ) に作り出すことができます。

川崎臨海部( かわさきりんかいぶ ) が、首都けんにあって、港(川崎港)、高速道路、空港(羽田空港)に近いことは、「ものづくり」をする上での大きな利点です。

原料を海外から船で輸入( ゆにゅう ) し、工場で製造( せいぞう ) した製品( せいひん ) を船で輸出( ゆしゅつ ) できます。また、製品( せいひん ) は、すぐに大きな消費地( しょうひち ) である首都けんに輸送( ゆそう ) できます。高速道路や鉄道を使えば、全国にもすばやく輸送( ゆそう ) することができます。

原油がタンカーから運ばれて燃料や生活用品になるまでのイメージ